兵士たちを赤ん坊のように思う

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現代語訳

司令官が兵士たちを赤ん坊のように思っていれば、兵士たちにもその思いは伝わり、司令官に従って深い谷底のような危険な場所にも行けるようになる。

司令官が兵士たちをわが子のように思っていれば、兵士たちにもその思いは伝わり、司令官に従って死ぬこともいとわなくなる。

だが、ただ手厚く用いるばかりで働かせることができず、愛するばかりで命令できず、好き勝手やっているのを止めることができないでは、たとえばわがままな子供のようなもので、とても使い物にはならない。

原文

視卒如嬰兒、故可與之赴深谿、視卒如愛子、故可與之倶死、厚而不能使、愛而不能令、亂而不能治、譬若驕子、不可用也、

書き下し

卒を視ること嬰児の如し、故にこれと深谿に赴くべし。卒を視ること愛子の如し、故にこれと倶に死すべし。

厚くして使うこと能わず、愛して令すること能わず、乱 れて治むること能わざれば、譬えば驕子の若く、用うべからざるなり。

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現代語訳・朗読:左大臣光永