間者を使いこなせるのは聡明な君主や司令官のみ

■【古典・歴史】メールマガジンはこちら
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネルはこちら

現代語訳

その昔、殷の国が起こった時には、後の名宰相イシは、敵国の夏にいた。周の国が興った時は、後の名宰相リョガは、敵国の殷にいた。

これは聡明な君主や司令官のみが知恵のある人物を取り込んで間者に仕立てられるという実例であり、こういった場合、必ず大成功を収めている。

間者の存在は軍隊の要であり、全軍がそれに従って行動するのである。

原文

昔殷之興也、伊摯在夏、周之興也、呂牙在殷、故惟明君賢將、能以上智爲間者、必成大功、此兵之要、三軍之所恃而動也、

書き下し

昔、殷の興こるや 伊摯(いし) 夏に在り。周の興こるや、呂牙(りょが) 殷に在り。故に惟(た)だ明君賢将のみ能く上智を以て間者と為して、必ず大功を成す。此れ兵の要にして、三軍の恃(たの)みて動く所なり。

■【古典・歴史】メールマガジンはこちら
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネルはこちら

現代語訳・朗読:左大臣光永