編成・意思疎通・正法と奇法・虚実の運用

現代語訳

大人数の軍隊を統率しても少人数を統率しているように整然といくのは、編成がしっかりしているからだ。

大人数の軍隊を戦わせても少人数を戦わせているようにいくのは、旗やノボリや鐘太鼓のような意思疎通のための設備がしっかりしているからだ。

大軍の兵士がことごとく敵と戦って勝つには、定石どおりの方法と型破りなやり方、双方をうまく行う必要がある。

戦いとなれば石を卵にぶつけるように、たやすく敵を撃破できるのは、敵のスキに乗じて、圧倒的な戦力で攻め込む、虚実の運用によるのだ。

原文

孫子曰、凡治衆如治寡、分數是也、闘衆如闘寡、形名是也、三軍之衆、可使必受敵而無敗者、奇正是也、兵之所加、如以碬投卵者、虚實是也、

書き下し

孫子曰く、凡そ衆を治めること治寡を治めるが如くするは、分數(ぶんすう)是(これ)なり、衆を闘はすこと寡を闘はす如くするは、形名(けいめい)是なり、三軍の衆、可使必ず敵を受けて敗無からしむべきは、奇正(きせい)是なり、兵之加うる所、#30892;を以て卵(たまご)を投ずるが如くするは、虚實(きょじつ)是なり、

現代語訳・朗読:左大臣光永